青龍祭

青龍祭の準備が着々と進んでおります。


今年の夏は雨が少なく、雨乞いの祭事の青龍祭を心待ちにされている方も多いでしょう。

8月12日の本祭では、パレードにご協力いただける方を募集しています。
お手伝いいただける方は、清川村役場生涯学習課までご連絡下さい。清川村以外の方も大歓迎です♪

お問い合わせ
清川村役場生涯学習課 (直通)046-288-3733

〒243-0195 神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷2216番地
電話046-288-1211(村役場代表)

青龍祭(神奈川県清川村)

清川村で行われている青龍祭は、江戸時代天保のころから昭和初期にかけて、煤ヶ谷(すすがや)地区で行われてた雨乞い(あまごい)の「雌龍・雄龍」を再現した行事です。

その昔、煤ヶ谷村を流れる大川(小鮎川)の天王めいと寺鐘の深い淵(ふち)に、体長20メートルもある大きな雌龍、雄龍がそれぞれ住んでいました。2頭の龍は大変仲がよく、雨を降らせては川を水でいっぱいにし、お互い会う機会を作っていましたが、やがて結婚して天に昇ってしまいました。

 江戸時代天保の頃、日照りが続き稲が枯れ果て穀物は実らず、煤ヶ谷村の人びとは困り果てましたが、龍の伝説を思い出し藁にもすがる思いで、竹で雌雄(しゆう)の龍を作りそれぞれの淵に沈めました。すると、その後、三日三晩雨が降り続いたといいます。それ以来、日照りの続く年には、村人は竹で編んだ夫婦の龍を作り雨乞いの行事をするようになりました。

 現在この青龍祭は、昭和の始めに一時は途絶えてしまいましたが、昭和61年に「ふれあい教育」の一環として進めてきた子供の会の地域学習活動が発端となって復元され、現在、清川村の伝統行事として守り継がれています。

関東農政局HPより